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Episteme

思考の落書き帳ですので、悪しからず。。東京で頑張る人を支援する仕事してます。いわゆるVCです。

Solution driven な起業アイデアか、Issue drivenな起業アイデアかそれが問題だ

様々な起業アイデアを見ながら、それはSolution から思いついたアイデアか、Issue から思いついたアイデアなのかというのが重要な気がしている。

Solution Driven

Solutionから思いついたアイデアは、聞こえはすごい面白く聞こえる。なぜならどのように解決するかにフォーカスしているからだ。

それは最新のテクノロジーのトレンドに基づいていたり、もしくは海外のトレンドのタイムマシンアイデアだったりする。

ただ実際に動きだしてみると、ユーザーやサービスのグロースが当初思い描いていたより伸びないとうことも多々あるのではないだろうか(もちろん例外も多いと思うが・・)

ただ実際にユーザーが望んでいるのは面白い解決策ではなく、切羽詰まったPain pointである。その解決策は適切に Pain pointに響いているのかという視点を忘れてしまうと、聞こえだけはおもろいが夢物語・グロースが全く伴わないサービスになってしまう可能性が大きい

 

Issue Driven

その一方で Issue から思いついたアイデアは、聞こえは平凡に・もしくは本当に?という疑いの目を向けられることがある。なぜなら問題にFocusしているため、その問題に気づいていない人にとっては目新しくないからだ。

だがもしその Issue・Painpoint がその起業家にしかない原体験に基づいており、それをIssueだと考えている人が一定規模いる(それも深いPainpointだと捉えている)場合、着実にグロースを遂げることができる。(もちろんそうでないときもある)

How でなく What を考えることも大事で、解くべきIssueは何かによって市場規模が変わってくる。

 

サービスを見たり考えたりする上で、一体何のIssueを解こうとしているのか・独りよがりのSolution drivenなアイデアになっていないかを自分自身きちんと見ていこうと思う。

 

 

 

ソフトバンクの決算ざっくりと読んでみた

本日決算であったソフトバンクの決算ざっくりと読んでみたことの雑記

http://cdn.softbank.jp/corp/set/data/irinfo/presentations/results/pdf/2017/softbank_presentation_2017_004.pdf

 

雑記

-Springもきちんとテコ入れしてるんだな

- 通信速度のテコ入れだから、日本でソフトバンクがやってた手法と同じだな、久しぶりにシナジーを感じた

- IRR が素晴らしいトラックレコード。本当に投資会社だよな・・PEファンドだわ

- BS 目線の話は少なかったから、もう少しみないと(有利子負債を考えると結構レバレッジ効かせたBSなんだろう)

 

- Metrics summay

売上高:8.9兆円

営業利益:1兆円

FCF 5618 億円

有利子負債 8兆円

 

Pain pointってなんだろう

問題にFocus する

スタートアップを始めるにあたってよくなんの問題を解決するかということが議題に上がる。

ポール・グレアムだってこう言っている

スタートアップのアイデアを得るには、アイデアを「考えてはいけない」。問題は探し出すものだ。

つまりは問題を解決することが、Valueとなりそこにお金が発生する。つまりMonetizeが可能となる。問題=Pain-pointとするならば、

なんのPainpoint にリーチするのか

というのは非常に重要なIssue である

 

Pain-point の 深さ

問題といっても様々な問題がある。

Painが浅い問題もあれば、Painが深い問題もある。

浅いPain-pointにFocus してしまうと、Nice-to-have なProductになりがちである。あったらいいけど、なくても困らないProductは最終的に使われなくなってしまう。またMonetizeで苦戦してしまう

 

深いPain-pointにFocusしていれば、それはStickyなサービスになることができる。

本当に困っている問題に対してリーチしているからである。

だからこそポール・グレアムも下記のように、少人数でいいから深いPainを探そうということを提言しているのではないだろうか

少数の人が「強く望むモノ」のいずれかを作ること

 

ではどうやったら深いかどうかわかるのか・・これは本当に難しい。

 

1つはアンケートであったり、定性的・定量的データにより検証を進めることが案としてあるのではないかと思う。

 

またもう1つとしては、やはりTraction をきちんと見ることかと思う。実際に深いPain-pointにリーチしているサービスはDAUやCVRなどのKPIと呼ばれるものに返ってくる。

その数値を見ながら本当に深いPainかどうかを判断するべきなのではないだろうか。。

 

Pivot は Pain を基準か Product を基準にする

では実際にリーチしているPainが深くない場合はどうしたらいいのだろうか。

あくまで個人の仮説としては2種類あると思う。

Painを基軸にPivotするか、Productを基準にPivotするかである。

 

それまで解こうしていたPainが自分のProductで解決できない場合、Painは変えずにProductを変えるべきである。

もしくは、それまで作ってきたProductが解決できうる深いPainに変えるべきである。

 

Instagramも確か、最初は位置情報サービスかなにかだったけど、画像をユーザーを多くあげていたので、そちらに特化したのであった気がする。つまり解くべきPainを変更したのである(ウル覚えなため悪しからず・・)

 

 

個人間決済はどのようになっていくのか

Paymo がローンチして以来、日本では個人間決済が流行りを見せつつあるが、実際問題このままこの文化は浸透していくのであろうか・・

 

まず海外の事例を見てみると、Venmo がよく成功事例として挙げられる。

ペイパル傘下のサービスであり、手数料が無料で個人間決済ができることをウリとして浸透している。

そもそもの動線のペイパルからのというのも非常に強い。

またこの成功事例の裏側には、クレジットカード利用の浸透率など市場環境が非常に異なっていることは多大にある。

 

では、日本でこういった個人間決済は流行り文化になっていくのだろうか。。

 

ロングランでみるとイエスだとは思う。キャッシュレスの方が、安全であるし、手間がいらいない。

ただショートでみると、難しいのではないかと思っている。やはり現金に対する信頼は未だ根強いと感じるし、では割り勘などに非常に大きなペインをいま感じているかというとそこまで必要ではないというのが現状である気がする。

 

コイニーやsquareなどが日本で苦戦しているように、思った以上にこれは競合との戦いというよりは文化との戦いのイメージが強い。

 

では個人間決済のよりペインが深いところはどこなのか

1つは海外送金であるけども、日本で住んでいる限りそこまでニーズが生まれない。

 

他にニーズとしては個人間決済に何があるだろうか

個人間決済が必要となるケースをざっくり書き出してみた。つまり、個人が他社の金額まで払うケース。

 

飲み会

イベントチケット系

食事代

旅行費用

などだろうか・・

 

ここで金額が大きく回収できないことがペインが大きいのは、旅行費用やチケット費用でないだろうかと思う。

 

もしかすると今後は旅行代理店やチケット業者に対してセールスを行い、購入者に対してアプリダウンロードの動線設計などが必要となってくるかもしれない。。

 

こうつらつらと書いてきたけれども、来るべき未来を近づけるのは起業家というものなので、この個人間決済がどのようになるのかは今後も注目していきたい。

 

 

個人的には本命のラインが力をいれてこないのは何故か気になる。

リソースなのか、コミュニケーションにあくまで特化していく意向なのか・・

 

 

ポッドキャストは日本でもブームを迎えるのか?

 

- Summary

  • Radioの replace として Podcastがアメリカで成長中
  • リアルタイム性があるものなどは人気(その時を楽しめるから)
  • アメリカでの成長要因は通勤中のポケットタイムをPodcastに使えるから
  • 日本でもラジオにかける時間は伸びてきているが、今後そこまで音声需要がのびるかは判断できない
  • ただAI音声アシスタントとの相性は良さそう

- ポッドキャストがアメリカで成長中らしい

Podcastなんてipodがでたときくらいしか聞いてない単語だとおもっていたが、着実にUSでは成長してきているらしい。

下記記事によると、25%のユーザーが月に1度以上は聞いているそうだ。要因としては車の運転中に聞くということが一番多いようである。これは日本(東京)では通勤途中には車でないので、代わりとしてshort videoやSNSが伸びているのでは

jp.techcrunch.com

 

- 日本でのラジオ・Podcast動向

日本ではラジオは50%以上の方が実は1週間で一度以上聞いている。

これは主に radiko の影響も強いではあろう。

更に音声AIアシスタントが伸びるに従って、家でPodcastを聞きながら作業というカルチャーは浸透する可能性はある。

この流れにのったVoicyなどのベンチャーが現在この市場に参入しつつあるので要チェックだ。

f:id:nakajima1234:20170420175145p:plain

 

 

 

- English 

Podcast have been growing steadily in US. 21%(2016) of ppl will listen to podcast monthly.(2008:9%)
According to the article, users listen to the podcast when they will go to the office. In US,, most ppl use a car to go to the office. So, it is difficult to read or see some contents while they drive. This would be one of the main reason why they listen to the podcast more.
I’m skeptical that this trend will come to Japan. In terms of consumption about pocket time, we will read contents of SNS and see the short video(like Delish,Youtube etc..)
But, when it comes to countryside, ppl use a car to go to the office as US ppl do. So they listen to radio often compared to ppl who live in an urban city. TV will be replaced by streaming media, Radio will also be replaced by podcast in the near future.
Furthermore, below the data shows that more than half of ppl who live in Tokyo will listen to the radio. So, a startup has a possibility to join this market.(But I think TAM will be small.Market size is around 1.2B JPY)
Actually, one startup,voicy participated this market last year.

楽天がドイツの保険テック, Insur techに100億円投資

2017年3月19日

楽天のInsur techへの出資が気になります・・

 

1. 楽天が Simlesurance に投資:100億円

Simplesuranceは InsurTech企業の1つである。

彼らはECサイトで商品購入する際に、保険を付帯して売ることができるサービスを開発販売している。例えば実際にビックカメラなどにいって、商品を購入する場合保険サービスへの加入を進められることは少なくない。それをオンライン化しているものだ。

 

日本ではまだInsurTechについてはそれほど盛り上がっていないが、大きなマーケットであることは間違いない。

Online product × Insurance といものは1つキーワードになりそうだ。

 

実際に昨今Campfireがクラウドファウンディングのプロジェクトに保険をかけることができるサービスを提供し始めている。

www.businessinsider.com

 

2. favy が資金調達:4.3億円

favyは元々は、Navorまとめのグルメ特化型という Biz modelであった。

ただ私個人としてはこれは 競合環境が激しく、なかなかスケーラブルではないかと思っていた。

現在は、B向けのマーケティングソリューションカンパニーとして変化していっているようだ。

飲食店におけるサンプリングやABテストなどを行っており、飲食店のマーケティングなどのhubになることを目指しているようだ。

これだけきくと、4.3億ほどで。発行株の30%だと仮定して、15億ほどのValuationだとしたら少し高めな気がするが・・

今後この資金でどのような展開を見せるかに注目だ。

thebridge.jp

 

3.Voicy:X円 from angile investor

Voicy はいわばUGC 型のラジオコンテンツを提供している企業である。

UGCといっても、審査に通った一部のユーザーが毎日新聞などの既存メディアの記事を読んで、またコメントをつけくわえることでコンテンツ化している。

Pain pointがあまりつかめない、サービスであり、pod castと違う点が素人によるコンテンツだということだ。

現状の Biz modelからは急激に今後伸びるイメージが掴めない。

ただ音声データや音声というのは現在大きな注目を浴びていることは間違いない。

今後のビジネスの成長を見守りたい。

 

4.ヒカカク:1.2億円調達

ヒカカクは買取価格を一括で調べることができるサービスを提供している会社である。

オークファンの買う側サイドのサービスである。

実際に物の過剰がいまの時代の象徴であれば、C2Cなどといった価格弾力性が高いマーケットにものが更に流れるのがトレンドであろう。

そのときに自分の商品が実際いくらくらいで買い取られるのかわからないという Pain pointに対してのsolution として valuableなものだと思う。

ただ実際に TAMがどこまで大きいかは、まだ予想つかないので、成長可能性はどこまであるかは要確認である

jp.techcrunch.com

 

 

 

スポーツライブ配信サービスの Player!など 3月2017資金調達まとめ

3月1週目の資金調達ニュース

1.Player!  X億円(未公開)

サービス紹介 - スポーツを感じろ。Player! (プレイヤー)

- What

スポーツのライブ情報の配信・コミュケーションアプリを提供している。

ユーザーはみたいスポーツのライブ情報をみることができ、またコメントをすることができるのが特徴。現在は動画視聴には対応していない

- Opinion

さながら TVみながらTwitterをするようなものだと思う。ライブ配信でその試合をみたいが、放送していない・家にいないのでみれないという Painpointを解決しようとしている。そのコンテキストでは、CATVやDAZN(ドコモ)などが競合となてくるであろう。差別化要因としては、コメント機能と優れたUX/UIはあるのではないだろうか。またファン同士のつながりも強そうなため、口コミでの拡散も見込める。

例えばテレビ配信されない前提のマイナースポーツのユーザーはこのPainpointが特に深い気がしているので、非常に Valueのあるサービスになるのではないだろうか。

いまのところ広告でマネタイズなのか、そこはわからない。

2.イタンジ 5000万?円ほど

www.itandi.co.jp

- What

不動産関連のサービスを複数展開している。現在はB向けに力を入れている。

不動産向けの営業支援Saasなどが注力サービスであると思われる

 

- Opinion

nomado(仲介手数料3万円)サービスなどは、単純にどこで借りても仲介手数料がかかるというユーザー側のPainpointを解決しようとしたものだが、やはりそこではスケーラブルでなくかつ売上が変動的になるため、今は注力はしていないようだ。

現在は nomado cloud という不動産屋向けの営業支援 SaaSを提供している。簡単にいえば不動産屋向けにカスタマイズされた Salesforce + Marketing サービスのようなものだ。不動産を一度で決めるユーザーは少ないと思い、いかに追客・リテンションしていくことが重要なのではないかと思う。ただ現状そこのタイミングや人員という点でCRMができていないという Pain pointを解決しようとしている。ただ特に賃貸においてはこれがどこまで深いPain pointなのかは少し考えないといけないかもしれない。追客して成約する率と新規顧客を成約にもっていくのはどちらの方が効率的なのかなど確認をすべき点かもしれない。ただおそらく現状個人任せになっているCRMをツールを利用することは一つ業務効率化にはなりうるかもしれない。大手の本体を狙って一括でそのチェーンにすべていれてもらうことが重要なのではないかと思う

3.アプトボット 6.6億円

www.aptpod.co.jp

- What

ファストデータの収集・解析を強みとしたサービス提供会社

- Opinion

IOTが普及するに伴い、データの量が爆発的に増える。それも非構造型データが増えてくる。ソフトウェアの世界だとNOSQL型のデータベースで対応していってはいるが、それより今リアルタイムの情報を活用する、ファストデータに対応していこうとしているのがこのアプトボットであると思う。IOTでデータはとれるようになったが、結局どう見てどう活かすか・またリアルタイム性がないため活かしきれていないという Pain pointを解決しようとしている。正直このM2Mの分野について詳しくはないが、IOT・ビックデータという素材をうまく料理するために非常に重要なサービスかつポテンシャルがあるものでないかと思う。このサービスをいかに活かすかを考えるよきsales partner, またB2B の BIzdevが重要なロールを果たすようになるのではないだろうか 

 

4.クラフル 3980万

www.craful.jp

 - What

ハンドメイドの作り方に特化したUGC型メディアアプリを提供

- Opinion

 クリーマを代表としたハンドメイドのC2Cマーケットはよく聞く話だが、こちらは売ることはできず、作るという行為に特化したサービスである。

ユーザーが自分のハンドメイドの商品の作り方を記入し、投稿することで、コミュニティが活性化されている。そういった手芸品などを作りたかったが作り方がわからないという Pain pointを解決しているサービスのようだ。ただ競合としてはアトリエといったサービスなどもあり、新しい Value propではない。ただアプリで提供していたりと比較的若い層を狙っている。そしてスターターキットなどを販売していることもあって、若者にとってのユザワヤのような存在を目指しているのではないかと思う。

Issue としては、どのくらいの人が手芸をしていて、どのくらいの人が投稿するほど好きな人がいるかどうかだ。個人的にはPGCに結局なっていくのではないかと考えている。

 

できれば、このように週に1度資金調達をまとめていければと思っております。